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1月, 2022の投稿を表示しています

2021年はこんなアプリが流行っていた

Google Play の ベスト オブ 2021が発表されていました。どんなアプリが流行っているのか、他人がどんなアプリにハマっているのか、あまり気にならないタイプなので、こうやって体系的に全ジャンルを知ることができるのは良い機会です。 では結果発表! ベストアプリ 2021 ピッコマ ユーザー投票部門 最優秀賞 ウェザーニュース トップ 5 さとふる TVer ( ティーバー) Disney+ リヴリーアイランド 生活お役立ち部門 大賞 ウェザーニュース 部門賞 毎日まめ Lemon8 ( レモンエイト) 自己改善部門 大賞 寝たまんまヨガ 部門賞 Endel ( エンデル)  NewsPicks 隠れた名作部門 大賞 食べチョク 部門賞 さとふる Tayasui Sketches エンターテイメント部門 大賞 リヴリーアイランド 部門賞 TVer ( ティーバー) Disney+ こうやって見てみると、知っているの半分、知らないのもずいぶんありました。 2020 年以来のコロナ禍で、おこもりが多くなった影響で、家での暮らしを楽しくしてくれるアプリが依然人気があるようです。 ベストアプリの「ピッコマ」。恥ずかしながら初めて知りましたが、漫画配信アプリ。作品の多さが人気なのだとか。ずっと他の漫画アプリを使っていましたが、人気があるなら使ってみようかなと思いました。 「ウェザーニュース」も知ってはいましたが、ふだんは yahoo やポータルサイトの天気予報を使っているため使わなかったアプリ。一般ポータルのはどうしても時間差が生じてしまいます。この

いよいよ解禁!ワイヤレス給電10mへ

10m 以上先の機器に充電可能な無線給電技術が 2021 年度内に国内解禁されます。マイクロ波に電力を乗せて 遠距離のワイヤレス充電・給電システムを構成できるよう規制緩和されました。有線で接続することなく利用できることから、幅広い用途での利用が期待されていたものです。 長距離無線給電の夢と課題 無線給電、無線充電といえば Qi 規格のように超短距離式のものが 置くだけ充電として、スマホやオーディオ機器を中心に既に普及しています。今回のはさらに距離を伸ばして、室内や空間に存在する機器が勝手に充電されるような仕組みが可能になります。夢のような便利なシステムですが、それなりに課題も多いです。 無全給電は送電機側で電気を高周波(マイクロ波)に変換。電波を使って、この振動を遠隔の受電機に送る→受電機側は、アンテナで受信したマイクロ波の振動を再び電気に変換し給電します。無線給電では、電力を高周波の電波に乗せて空間を飛ばすため、人体への影響を考慮しなければなりません。強い電磁波を浴びるとさまざまな影響が起こりうるため、国では 電波防護指針を定めて 安全な値や軽減対策を義務づけています。 無人環境からスタートして様子を見ながら有人環境へ 今回の解禁された内容では、 920MHz 帯、 2.4GHz 帯、 5.7GHz 帯の 3 つの周波数帯を使えます。使用シーンは 屋内の無人の工場ラインや倉庫、有人の物流現場、老人介護施設などでの普及を想定しています。 https://k-tai.watch.impress.co.jp/img/ktw/docs/1265/552/html/06.jpg.html 出典:総務省 上の図表は国からの答申内容であり、決定から時間がたち、規制緩和のロードマップや具体的な送電電力も決まったようです。  出典:同上 920MHz 帯は人がいる環境でも給電できますが、 2.4GHz 帯、 5.7GHz 帯は出力が強いためか、人がいない環境での電力送信を想定しています。 1 対 1 での送電であることから、ビームフォーミングなどの技術を使って、 1 台に向けて集中して大きなエネルギーの高周波を送るため、人がその間に立つと悪い影響を受けてしまうからでしょう。そのため 2.4GHz 帯、 5.7GHz 帯では、安全対策としてセンサーなどによる人体検出機

自動車のハッキングは実はすごく簡単?

「ランクル、2日間で9台盗難…「キャンインベーダー」で解錠か」 https://www.yomiuri.co.jp/national/20211110-OYT1T50224/ という記事がありました。 人気車種はハッキング盗難のターゲット 記事によれば、「 埼玉県警は10日、県内で9日から10日にかけて、スポーツ用多目的車(SUV)の「ランドクルーザー」計9台が相次ぎ盗まれる被害があったと発表した。いずれも車には鍵はかかっていたが、県警は、犯人が制御システムを不正に操って解錠する「キャンインベーダー」と呼ばれる新たな手口で盗んだとみて、捜査を開始した」とあります。 クルマのハッキングって、本当に身近なところまで来ているんだなと感じました。 自動車業界のトレンドをあらわす「 CASE 」という言葉はご存知のことでしょう。「 Connected (コネクティッド化)」「 Autonomous (自動運転化)」「 Shared/Service (シェア / サービス化)」「 Electric (電動化)」の略です。 特にコネクテッドは 自動車は外部ネットワークと繋がり、新しい価値が創出されようとしているが、販売されている自動車の多くはセキュリティ対策が不十分なため、ハッキングの脅威に晒されています。 自動車へのハッキングは昔から脅威。電子化が進んだあたりでちらちらと話題を聞くようになりました。複数の電子制御ユニットが搭載されるようになり、決定的だったのはクルマが外部のネットワークにつながるようになってから。クルマの中だけの閉鎖的な情報ネットワークシステムだったのが、外に向って開かれた瞬間から、セキュリティの、ハッキングのリスクが高まりました。 クルマのハッキングはリアルな課題 いまや最新の自動車には約 150 の電子制御ユニットが搭載されています。 自動車のシステムに侵入されると、運転手の個人情報が盗まれたり、電話の会話を盗み聞きされたりする可能性があります。さらに「走る・曲がる・止まる」の基本にかかわる電子制御ユニットに悪意あるコードを挿入されると、急加速したり、エンジンが停止したり、ブレーキが効かなくなったりする恐れが出てきます。 たとえば初期の最も有名な事例は、 2015 年、サイバーセキュリティーの研究者が行った実証実験。 16

トラブル回避術-予知保全と予防保全

工場の現場の設備では「予知保全」という言葉が今ホットなトピックスです。 予知保全というのは、 工場の機械や設備に故障が発生してから対処するのではなく、故障の予兆を把握して、故障を未然に防ぎ、機械や設備を安定して稼働させることです。 故障や不具合が起きてからの対処では、原因の究明や切り分け、対処方法の検討、業者への依頼などで、半日なり数日なり生産が止まってしまい生産計画に狂いが生じて多大な損失が生じることになります。また異常な状態のまま生産を続けると品質が低下します。そこで事前に検知して故障や不具合が発生する前に対処して、生産を止めないようにするわけです。 予知保全と 予防保全 予知保全と似た言葉に「予防保全」という言葉があります。予知保全も 予防保全も、トラブルが発生する前に対処するものですが、予防保全は 部品や設備が壊かもしれない 使用回数や時間を決めておき、その時期が来たらあらかじめ部品交換などのメンテナンスをして故障を未然に防ぐものです。 例えば車のメンテナンスでいうと、「〇〇 K m走ったら交換」が予防保全、異様な傾向が出始めたら交換が予知保全ということになります。 予知保全は、センサーと IoT などで機器の正常に動いている状態を把握して、故障や機能停止につながる異常な状態を検知するのが一般的な方法です。 予知保全では「異常な兆候の検知」が重要になります。何らかの数値を常時モニタリングし、一定以上のしきい値を超えた場合など「いつもと違う状態」を異常の発生する兆候ととらえます。 とはいえ、いつもと違う状態なのはわかったとしても、どこに原因があるのかを把握すれば対処は早くなります。ただ、原因までを把握するのは従来では難しいこととされていました。 原因すら予知する そこで、東芝は機器の「異常検知」に加え、従来は困難だった「異常発生の原因」となった物理現象を提示できる AI (人工知能)技術を開発したと発表しました。 https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2111/05/news063.html 複雑なシステムでは、異常発生のメカニズムも複雑になることが多い。今回開発した AI 技術は、センサから得た機器の時系列データと独自のアルゴリズムを用いて、物理モデルを生成し原因を究明す

逆襲のUWB――位置情報サービスの主役に躍り出るか

UWB ( Ultra Wide Band :超広帯域無線通信)をご存じでしょうか。数年前から物流系のイベントやセンサ系の展示会でしばしば UWB を利用した位置検知や移動検知のシステムを目にするようになりました。「懐かしい」「まさか UWB の名を再び聞く日が来るとは」と懐かしさで胸がいっぱいになると同時に、長い雌伏の時を経て、捲土重来、ついに日の目の当たる時が来たんだなと、不思議な感慨を覚えたものです。 UWBの20年ぶりのおさらい では UWB について、久しぶりに――約 20 年ぶりになりますか――少しおさらいしてみましょうか。 UWB の特徴は、 数百 MHz から数 GHz という非常に広い帯域を使用して、ここにきわめて短い時間に大きな ピーク出力の波形( インパルス )を使ってデータ通信することです。 1ns (ナノ秒)という短い時間長のパルスを使います。 高速通信が可能、あるいは高精度な屋内測位が可能、あと超広帯域であることから他の無線との干渉が少なく、周波数割り当てを意識する必要がないなどといった特徴から、夢の無線通信として 2000 年代前半に大いに脚光を浴びました。 次世代を担う無線通信規格として期待を集めたものの、無線 LAN の高速化、 Zigbee や Bluetooth といった他の近距離無線通信の普及などがあって、大きな期待とは裏腹に普及には至りませんでした。やがて表舞台から消えていき、次第に話題にのぼることも少なくなっていきました。 AirTagでまさかの UWBリバイバル それが潮目が変わったのが 2019 年。まさかまさかの出来事が UWB に訪れます。 2019 年 9 月に発表された iPhone 11 が UWB を搭載したのがきっかけです。アップルは 2020 年発売の iPad 、 Apple Watch 、そして iPhone 12 にも UWB を採用しました。 2021 年に発表した紛失防止タグ「 AirTag 」はヒット商品になったのが記憶に新しいところです。アップルが UWB を採用したことで、一気に UWB は位置情報サービスの主流へと躍り出ました。 「 AirTag 」  出典: Apple 日本では屋外利用が 2019 年 5 月に一部帯域で解禁されたことも、国内での普及の追い風にな

自動車の自動運転向けの4つのセンサ ミリ波、超音波、レーザー、カメラ

自動運転を支える ADAS( Advanced Driver-Assistance Systems) 。そのキーとなるのが、自動運転支援用のたくさんのセンサ。具体的にはミリ波レーダー、超音波、 LiDAR( レーザーレーダー ) 、そしてカメラがあります。 たとえば最近発表されたホンダの全方位安全システム「ホンダセンシング 360 」を例にとると、全方位の死角をカバーするために、下記のようなセンサを搭載しています。 出典: HONDA 少し前に発売された新型レジェンドでは、このホンダセンシング 360 の上位システムにあたる「ホンダセンシングエリート」を搭載されています。下にあるように、さらに多くの、全部入りといっていいほどのセンサを積んでいます。 ホンダに限らず、各メーカーの上級モデルはおおむね、同様なセンサシステムを搭載しています。 出典: HONDA 安全対策は重要とはいえ、なぜ、こんなに多くの種類を、たくさん搭載しなければならないか。それは、それぞれのセンサが得意分野が異なり、長所や短所を持っているからです。このへんはちょっと自分でも混乱してしまうことがあるので、いい機会なので復習してみます。   最初はカメラです。 カメラの特長は視覚 ( 映像 ) 情報を得られること。映像を AI によって映ったモノの認識と識別 ( 人か車か障害物か、など ) ができます。またモノの移動状態、信号の色、道路標識や、道路状態など、人間の見た目に近い形で識別できます。ステレオカメラを使うとモノまでの距離を計測できることもできます。 自動運転支援ではフロントに搭載。 ( 近年はリアに搭載する例も多くなっています。側面に搭載することも考慮されています ) 。またカメラと言えば、昔からあったリアのパーキングアシスト用、そのほかにも、ドライブレコーダーカメラも前後や車内を撮影するものも多くなってきており、こう考えると、車載のカメラ搭載数は増えていく一方ですね。 使いやすいカメラですが、夜間や逆光といった光の条件、さらには霧、大雨などの悪天候下には物体の識別が困難になることが弱点と言えるでしょう。   次はミリ波レーダーです。 ミリ波レーダーとは、 30GHz ~ 300GHz の周波数帯にあるレーダーのこと。これを使って、対象物との距離や速度、角度を測定することができます。 電波