マーケティングオートメーションの大手 シャノンから「企業の情報収集とウェビナーの参加状況に関するアンケート」が発表されました。
https://www.shanon.co.jp/corporation/news/2021/10/04.html
これは、企業の製品導入における情報収集や選定に関わる人を対象に、2021年9月に実施したアンケート。情報収集や選定を行う時の、接触媒体を調査したもの。今年は特に、コロナ禍におけるウェビナーと現実のイベントに対して、利用者がどのように考え、行動しているかを明らかにしたものになっています。
ウェビナーへの自発的な参加者が2021年には5割以上に増加
出展:シャノン
「自発的に参加」(オレンジ色)と回答した人は2020年が37.2%、2021年は50.7%。ウェビナー参加に積極的になってきたようです。
出展:シャノン
「2020年と比較して2021年は増えた」と回答した人が7割を占めました。コロナの状況下で、ウェビナーは非常に一般的な情報収集手段になったようです。自分も昨年に比べてさらに増えました。参加することに抵抗がなくなったというのもあるかと思います。自分の例でいえば、情報を詳しく得るには現時点ではウェビナーがベスト、という仕事上の必要もありました。また、イベントに行けないため情報に飢えているというのもあったと思います。
現実イベントへの回帰要求も
セミナーが32.5%、ウェビナーが23.0%とセミナーが10%近く優勢、という結果が出ました。
この回答は少し意外でした。
朝の出勤・通勤や、顔を付き合わせての商談や会議と同じで、コロナが落ち着いても「もう戻れない」ものと予測していましたが、意外なことに、実際のセミナーへの参加欲求は旺盛だということです。
デジタルのチャネルであるウェビナーが普及した一方で、アナログのチャネルであるセミナーへの回帰傾向が表れています、と調査ではしています。
情報収集チャンネル全体が増加傾向
情報収集チャンネルの変化は表の通り。どれがというよりも、数字をすべて足した結果が増加している。情報収集について旺盛であり、チャンネルは多様化しているようです。
デジタルでは、コロナ禍のもと、やはりWebサイトやWebメディアに頼ることが多くなっていくだろうと予測。一方のアナログでは、コロナが落ち着いたら~という夢もあるのでしょう、現在では難しい営業担当との直接商談や、展示会、セミナーといったフェースツーフェースのコミュニケーションを強く求めていることも読み取れます。
こうした傾向をつかんで、デジタルチャンネルへの顧客の期待にこたえ、一層のオンライン活動を行っていくこと。
同時に、アナログへの回帰欲求を満たすために、参加人数などの制限はあったとしても、現実のイベントを行うことが重要なのだろうと思います。
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