世界の、裕福ではない人たちに移動の自由を与えたカブ
これを世界に目を移すと、発売以来60年を超え、世界で累計1億台というものすごい台数を記録しています。単一のバイクとしては世界一。世界で最も普及したモビリティ(乗り物)と言えるでしょう。
世界では商業バイクとしてのみならず、生活の足として活躍しています。
T型フォードは車という移動手段を人類に与えた革新的な製品ですが、カブは裕福ではない世界のほとんどの人々に移動(モビリティ)の自由を提供した偉大な製品といえる。--「TopGear」という海外の自動車番組で出演者がこんな発言をしていました。
カブに対する史上最大の称賛だと思いますし、自分もまったく同感です。
何度目かのカブのブーム
カブはその独特なスタイルと、誰でも買える気軽な二輪車として、昔から一定のブームがありました。
伝説的なバンドであるビーチ・ボーイズは1964年に「リトルホンダ」という曲をリリースしましたが、リトルホンダとはスーパーカブのこと。
国内では、やはり出前や配達に使う2輪としてダサいと思われていることは否定できません。
国内でもカブのファンが増える要因がありました。
きっかけとして
「水曜どうでしょう」のカブの旅
劇場アニメでもカブはガジェットとして何度も登場
またバイク回帰の中年ライダーも、家族にバイクはあぶないからダメと反対されますが、そこで「カブならいいか」ということになります。そうしてカブをカスタムする人も周囲に多いです。
「スーパーカブ」という女子高生のカブ乗りの話も最近話題になりましたね。小説、漫画 アニメにもなってひそかなカブブームを引き起こしているとか。
カブの魅力
カブの特長や魅力はたくさんあります。
まずは、丈夫なエンジン。壊れない車体。「人類の技術ではカブは破壊不可能」。これは確か、ばくおん!というバイク漫画のセリフだったでしょうか。
街の自転車屋でも修理できるほどシンプルなメカニズム。バイク屋さんがあればなお確実。万が一の時も必ず修理できるという安心感は、遠乗りの時 絶大なものがあります。
問題のスタイルだって、ハンターとかクロスカブを見ていると、かっこよく見えてくるから不思議です。
今回の新モデルでは、高出力と燃費の向上を両立させ、最新の排出ガス規制にも適合。毎回毎回今度こそ排ガス規制クリアは無理と言われますが、そこを何とかやってくるホンダの技術。
燃費は、1名乗車時で68.8km/L(WMTCモード値)。常識を超えた低燃費は依然健在です。。
そして足まわりには、フロントブレーキのロックを抑制する1チャンネルABSを標準装備。カブにABSとは時代は移り変わるものだと実感しました。
スーパーカブ C125は価格440,000円。125しかも新機能もついて仕方ないとも思いますが、カブも高くなったものだなあと思います。
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